この時期の入浴について

朝晩と冷え込みの厳しい日が続くよういなりましたね。
寒い日はお風呂がとても気持ちのいいものです。
ついつい長風呂をしてしまいがちなのですが、この時期の長風呂は控えたほうがいいでしょう。

東洋医学ではこの時期は「収蔵」といって、体に気を蓄えておく時期とされています。
クマさんはこの時期には活動をやめて冬眠しますよね。
人間も同じです。
本来はクマさんと同じように活動量を抑えて、じっとする時間を増やした方が好ましいとされています。

ここで先に書いたお風呂の話です。
長風呂をしてしまうと汗をかいてしまいます。
実は東洋医学では汗はエネルギーと同義なんです。
そしてこの時期に蓄えておくべき気は、来年の春に活動するためのエネルギーです。
春先に体調が悪くなるかたは今の時期に汗をかいてしまって、エネルギーが枯渇している場合が多いのです。
気の枯渇からの体調不良が起こってしまうと、治療は難しくなります。
くれぐれもご注意ください。

余談ですが、寒い時期にはマラソン大会が集中します。
マラソン選手はこの時期に汗をかくので体調をくずしやすいのです。
女性マラソン選手の中には生理が止まるかたもいらっしゃるようですが、ここで記したことと無関係ではないと思います。

長風呂で汗をかいている皆さん、
この時期はぬるめのお湯で構いませんので、体を温める限度でご入浴をなさってくださいね。

睡眠時間が足りないあなたへ

今これを読まれているあなた、睡眠時間は足りていますか?
日々の生活で仕事や勉強に追われると、どうしても睡眠時間を削ってしまいますよね。

本来は体が必要とする睡眠時間をとるのが一番いいのでしょうが、
そうは言っていられない方は、こんなことを試してみてください。

普段の食事の量を減らすのです。
食事をとった後に眠気が襲ってくることはご経験がおありだと思います。

以前、ヨガの先生に聞いたのですが
人間の眠気はヨガの見地では内臓(特に消化器系)の疲れに起因するそうです。

ヨガの行者さんがされる不眠の行というのをご存知でしょうか。
文字通り、眠らずに数日間を過ごす修行なのでそうですが、それを達成できるのも食事の量を抑えているからだそうです。
そういえばインドでのヨガの行者さんはスリムな体型の方ばかりです。

あるときこの話を友人数名にしたところ、
それではということで、私も含めて皆で実践をすることになりました。
実はその話をした当時、私達は睡眠時間を削らないと
目の前にある課題をクリアできない環境にいたのです。
結果は、実践をした皆が睡眠時間の減少に成功し、
しかも全員寝起きが良くなったことを実感いたしました。
特に晩御飯を抜いた者達にその効果は顕著に現れたのです。

現代の日本では、普通に食事をとっているとカロリー過多になってしまいます。
それでジョギングをしたりスポーツジムに通う必要が出てくるのです。

食事の量を減らしたり、時として1食を抜いたとしても、低血糖症でない限りは
直接的に健康を害するということはないと思います。

睡眠時間が足りないというかた、ご参考になさってください。
ただし、くれぐれも体に無理のない範囲でね。

睡眠時間の確保よりも

朝晩とようやく涼を感じるようになり、夜も眠りに就きやすくなったことと思います。
あなたは良い睡眠はとれていますでしょうか。

お仕事がお忙しくて睡眠時間を確保できないというかた
暑さにやられてなかなか眠れないというかた
寝るには寝るけど眠りが浅くてすぐに目が覚めるかた
色々いらっしゃると思います。

さてここで
「大丈夫!私は睡眠時間はとっているよ!」
というかたにお尋ねします。
就寝時刻は何時頃でしょうか?

現代社会では、日が沈んでからも街中は煌々と灯りがついていいますし、テレビやインターネットで際限なく時間を潰すことも可能です。
そのため就寝時刻が深夜1時を回ることも珍しくありませんよね。
ところが、そんな時間から充分に睡眠時間をとったとしても、身体に支障をきたす場合があるのです。

それは自律神経の乱れです。

そもそも人間は、日が昇ると起床し、日が沈むと眠りにつくという生活を太古の時代よりずっと続けてきたわけです。
そのため、大体の起床・就寝時刻も遺伝子に組み込まれています。
自律神経の乱れは遺伝子レベルの問題に起因しているのです。

街中では、よく自律神経が乱れているであろう人(仕草や体型に現れるので一目瞭然です)を見かけます。
そして特にここ数年の間にそういった人が急激に増えているような気がします。

なお、遺伝子レベルの情報を生活習慣から変更しようとすると100~200年はかかると言われているため、現代の生活リズムの情報を遺伝子が受け取るのは生涯の間には不可能でしょう。

皆さんそれぞれの生活パターンがあり、すぐにそれを変更するのは難しいと思いますが、早めの就寝を心がけても損はないと思いますよ。

足し算よりも引き算で

ときどき熱心な患者様から
「〇〇をしているんですけど、どうでしょうか?」
「××を摂っているのですが、効果はありますか?」
といったご質問をいただくことがあります。
一日でも早く改善したいというお気持ちから、積極的に色々と取り入れていらっしゃるようです。
私も幼少期より様々な病気の連続でしたので、お気持ちは本当によくわかります。
特に闘病歴が長くなってくると、病院での指示以外のことを試してみたくなるんですよね。
かつての私もそうでした。

でも、何もしなくてもいいんですよ。
むしろ皆さまのお話を伺っていると、何かをすることが回復の妨げになっていると思われれる場合が往々にしてあります。
足し算よりも引き算が、お身体に資すると私は考えています。

それでも、どうしても何かをしないと気が済まないという方もいらっしゃいます。
そんな方には、簡単な日常生活動作のコツをお伝えしています。
特段何かをしなくても、ちょっと意識を変える程度で、あなたのお身体は変化していきます。
あせらなくても大丈夫ですからね。

梅雨の時期の過ごしかた

今年は梅雨が長いですね。
元来、梅雨の時期は体調のすぐれない方が多いのですが、今年はそれが長く続くせいで、
倦怠感や疲労感をうったえる方が例年より多い気がします。

私たちは常に水分を摂り、古くなった水分を排出するという機能を有しています。
ところが梅雨の時期のように湿度が高くなると、汗をかきにくくなってしまいますよね。
その結果、体内に汚れた水分が残ってしまいます。

そこでご来院くださった方に、運動やサウナで汗をかくことをご提案することがあります。
また、辛みのある食べ物をお摂りいただくこともご提案しています。
お味噌汁に一味唐辛子をかけると美味しいですよ。

但し、体質によっては、発汗がマイナスに働く方もいらっしゃいます。
そういった方には、体質に合わせてお灸等セルフケアの方法をお伝えしております。

この時期すっきりとしない体調が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。